『DIVOLX』を立ち上げたキッカケ

初めまして。このたび『DIVOLX』を立ち上げました、高橋 頌(たかはし しょう)と申します。現在は欧州リーグを中心にプロバレーボール選手として活動しています。

『DIVOLX』を立ち上げた経緯をお話しさせてください。

2019年、僕が初めて海外挑戦を始めた頃にさかのぼります。

当時は、海外クラブとプロ契約を結ぶために何をすればよいのか、全く分からない状態からのスタートでした。海外エージェントやクラブに自ら連絡を取り、完全に手探りで行動を重ねていました。

それでも欧州クラブから確実なオファーはなかなか貰えず、もどかしい日々が続きました。
「待っていても何も始まらない。自分から動くしかない」と決意し、世界中(主に欧州)のクラブの連絡先を探し出し、プレービデオや履歴書を添えてメッセージを送りました。

すぐに返事をもらえたのは、わずか数クラブ。
練習参加を正式に受け入れてくれるクラブを見つけるだけでも、非常に困難でした。

しかも、航空券・宿泊・食事・海外保険などはすべて自己負担。日本滞在中にはスポンサー獲得のため、自ら営業活動を行い、練習やトレーニングの合間を縫って都内各所を奔走していた時期もありました。

コロナ禍、練習参加を受け入れてくれる欧州クラブがようやく見つかり、成田空港から飛び立つ瞬間

その後は、ヨーロッパで少しずつ信頼関係を築き、選手を探しているクラブの情報が自分に届くようになりました。自らトライアウトを提案し、現地でプロ契約を勝ち取ってきました。

僕にとっては『世界最高峰の欧州リーグで頂点を獲る』という目標へのスタートラインにすぎませんが、2023-24シーズンには世界ランキング1位のポーランド1部リーグ『Plus Liga』でプレー。2025-26シーズンは欧州チャンピオンズリーグ(CEV Champions League)にも出場するドイツ1部『Bundes liga』のトップクラブでプレーします。

海外で外国人選手としてプレーする道は狭き門で、クラブ方針によっては毎シーズン激しい入れ替えがあります。国によっては外国人枠の制限もあり、プロ契約を勝ち取ることは容易ではありません。
海外エージェントに依頼してもオファーが得られないことは珍しくなく、これは国籍に関係なく多くの選手が直面する現実です。

それでも、僕はこれまでモンゴル、ブルガリア、セルビア、ベルギー、フィンランド、ポーランド、ドイツの7カ国(練習参加含む)で挑戦してきました。
サッカーや野球と比べ、バレーボール界から海外に挑戦する日本人選手は、まだそこまで多くないのが現状です。
日本人の繊細な技術、勤勉な性格、失敗を恐れない挑戦心、そして現地での英語のコミュニケーション力があれば、世界トップリーグで活躍し、ステップアップしていける環境があると感じています。

もちろんプロの世界です。結果が出なければ翌シーズンの契約はなく、非常に厳しい環境です。

それでも、自らの可能性を信じ、一歩踏み出していく熱い志を持った選手と共に、『DIVOLX』を通じて後押ししていきたい。

良くも悪くも、僕は海外挑戦の右も左も分からない状態から何度も海外クラブへ単身で飛び込み、海外挑戦の光と影を骨身に刻むほど味わってきました。だからこそ、これから挑戦する日本人選手に直接伝えられることが、数え切れないほどあります。

一歩踏み出し、選手としても人間としても成長し、上を目指す。

そんな熱い想いを持った選手への機会提供、これまでの経験から次に繋げていくため、この『DIVOLX』を立ち上げました。